サービス終了した「ニーアリィンカネーション」において、非公式サーバーの存在が話題となっています。
本記事では、この動きを売上データと市場構造の観点から整理します。
サービス終了後のニーアリィンカネーションを再現する非公式サーバーの開発が進められており、その動きがSNS上で話題となっています
今回の事例は、いわゆる海賊版というよりも
によってゲーム体験を復元する試みとみられます。
なお、現時点では完全にプレイ可能な状態ではなく、開発段階のプロジェクトとみられます。
海外コミュニティでは、サービス終了後タイトルの復元プロジェクトは過去にも複数事例があります
まず、サービス終了に至るまでの数値を確認します。
月商の縮小により運営継続としては厳しい水準に入っていたとみられます
興味深いのは、
サービス終了から2年経過しているにも関わらず話題化している点です。
本作は:
により、 ファンの中で作品として価値が残っているタイトルといえそうです。
今回の話題では、反応の違いも目立ちます。
海外では:
といった声も見られます。
一方、日本では:
など、慎重な意見が中心です。
同じ事象でも「法意識・文化」によって評価が分かれる構図といえそうです
さらに、この問題は制度レベルにも広がっています。
いわゆる「Stop Killing Games」運動では、
現行バージョンの法案では、2027年1月1日以降に発売されたゲームを対象に、サーバー停止と同時に以下のいずれかの対応を義務付けています。運営者のサーバーなしで単独起動できるバージョンの提供、同様の機能を実現するパッチの配布、または購入者が支払った全額の返金です。
サーバー終了時の
などを求める動きがあり、
ユーザー保護の議論が進んでいます。
出典:オンラインゲームの完全サ終に異唱える「Stop Killing Games」運動、カリフォルニア州の提出法案を全面支持―サーバー終了時のオフライン対応か全額返金を義務化
本件の本質は、違法性だけではなく ライブサービス型ゲームの構造にあります。
この結果:
というギャップが生まれます。
なお、すべてのサ終タイトルが完全に消えるわけではありません。
スクウェア・エニックスの「シノアリス」では、 サービス終了後に
「シノアリスだったナニカ」
としてアプリが更新されています。
このアプリでは:
が可能となっており、
記録としての保存は行われている状態です。
今回の事例は、
海賊版問題、文化差、制度議論
が重なったケースです。
データ上は:
売上は減衰して終了、しかし体験価値は残存
という状態でした。
ニーアリィンカネーションの事例は、
「サービス終了=価値消滅ではない」
ことを示しています。
現時点では:
という違いが見られますが、
今後は
「サ終後にどこまで体験を残すか」
が、ライブサービス型ゲームにおける重要なテーマになっていきそうです。
サービス終了後のユーザー行動は、タイトルの人気だけでなく「公式がどこまで体験を残したか」にも左右されるのかもしれません。
断言できることは、
営利企業であるスクウェア・エニックスが、あえてサブプロジェクトのアカウントを維持・運用しているのは、ただの情緒ではなく戦略的な判断です。
5周年の今年、何か発表があると予測します。